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日曜戦争

(2003年09月の日記より抜粋)

【日曜戦争】

私、とうとう切れてしまいました。

先週の土曜日、
いつもの様に旦那の友人達が
家に集まりました。

彼らはいつもの様に仲良く
昼間はガレージで男同士の
趣味のお話に花を咲かせたり
買い物に出かけたり
夜10時ごろまでバーベキューしたり
していました。

(毎週そうです)

私?

仕事の向上の為に勉強してることが
あってコンピューターに座ったり
子どもと遊んだりしています。

私は彼らの仲間に入って
男同士の趣味の話には
まったく興味もないし
子どもと遊んでくれていたら
それでよい。

それに土曜日は旦那が好きな事に
没頭できる日とずっと前に
二人で取り決めたことだから、

彼らが
何をしてても私はかまわないの。

でも日曜日はファミリーデー。
家族で一緒に過ごす日と二人で決めた。

そして、
私のやりたい事が優先出来る日でもある。

私も月から金まで週5日、
フルタイムで働いてるから
週末はとても貴重です。

日曜日は旦那に庭の仕事を
手伝ってもらったり、
買い物に行ったり
色々とやることもたまってる。

だから
日曜日は旦那の趣味の日ではなく
家族の為の日。

これはずっと前に取り決めた
家のルール。

過去は私も土曜日は隔週でお互いが
好きなことをしないと
不公平だと反論した時もあった。

だけど、まだ若い旦那には
隔週でしか自分の趣味の日が
持てないのはどうも
我慢が出来ないらしい。

結局、私が一歩譲って
彼に土曜日をあげた。

なのに、

なのによ!

先々週の3連休の話。

土曜日=旦那の趣味の日
日曜日=家族の日
祭日=旦那の趣味の日

3日目の祭日の朝に友達が
また来ていた。

これは不公平ではないか?
と思ったけど、
気を遣ったのか旦那も早く家に戻ったので
私も買い物に出かけて気分も落ち着いた。

そして、
先週の日曜日。

朝起きたら、
旦那が友達と又もや趣味の集いに
出かける所だった。

おい、おい、あなた達って
昨晩10時迄ココにいたばかり
じゃないの?

私は友達に見えないように
旦那をガラージから手招きで
呼び出した。(怖い顔で)

「ちょっと、
今日は日曜日なのにどうして?」

「君が寝てる間に行って戻るつもりだったのに、
ちょっとバイクが故障してしまって
時間がかかってしまったんだ」

「寝てる間って、
私達のルールはどうなったのよ、
日曜日はファミリーディと決めたでしょ」

「2時間で帰るんだよ。
別にいいじゃないか」

まるで文句を言ってる私が
ケチみたいな言いぶりには
カチンときた!

“あっ、ごめんね。
悪いけど今日はどうしても
行きたいんだよ。
二時間だけだからいいかなぁ?”

と優しく聞いてくれたら
私だって“いいわよっ”て言うのに。

そして、
こんな事も言われた。

「僕だって毎日働いているんだよ。
日曜日、二時間出かけたからって
どうなるって言うんだい?

君は仕事から帰ってからも
買い物へ行ったりして
自由にしてるじゃないか?」

「あのね~
私だって毎日働いてるわよ。
平日と週末は違うのよ。
週末は特別でしょう?

私にとっても週末は
大切な日なのよ

それにあなた先々週から頼んでる
庭の落ち葉の吸い取りは
いつやってくれるの?

お隣の旦那様を見てよ。
日曜日はいつも庭の掃除を
してるでしょ?

ご近所のどこの旦那様が
土日、家族を放ってモトクロスに
行くっていうの?

あなただけじゃないの?」

・・・

ご近所の旦那様と比較したことが
ちょっと悪かった。

結局、
口喧嘩に発展してしまった。

旦那は喧嘩しても滅多に大きな
声は出さないけど、
私の声は大きいめ。

気がつくと、
ガレージにいた友人達は
どこかに消え去っていた。。。

当たり前でしょ。
土曜日も日曜日もなんて
あなた達の神経はどうにかしてる。

もしもあなたの奥様が
アメリカ人で、
子どもがいてフルタイムで働く
忙しい人だったとしたら
毎週土曜日だけでも
許されない事も多いはず。

アメリカで育ったあなたが
一番よく知ってるはず。

なのに私は毎週土曜日を
彼にいつもあげてきた。

仏の顔も三度までよ。
日本人妻だからって
甘えないでほしい。

ここはガンとして自分の
意思を引っ込めてはいけない。

最後は

「だったら、独身に戻れ~!」

って、怒鳴って
家を出てきてしまった!!

あ~、
この先どうなるのだろう。。。

うまくいっているように
見える私の国際結婚生活。

ある日突然、
ごろごろと坂を転げるように
落ちて行ったりして。

アメリカ生活も、もうすぐ
二桁に入ろうとしている私。

確かに、
自分が強くならなければ
この国際結婚生活はここまでは
生き延びて来れなかった。

何せ家の旦那にはいつも
友人関係で苦しめられてきた。

だけど私も、

いまさら、
黙って家で待つ大和撫子になんて
戻れるわけもなく。。。

アメリカ人女性の様に
絶対的に旦那を抑えることが
出来るわけでもなく。。。

ホントに中途半端だ。

しかし!

ここで自分の主張を曲げたら
もう終わり。
敗北してしまう。

黙っていても気持ちを察して
改善してくれる日本人とは
根本的に違うから。

言わなきゃどんどん
相手のペースに飲み込まれるの。

これは私の国際結婚生活で
しみじみ学んだこと。

だから負けるわけには
いかないの。

私の日曜日は絶対に
取り返します。

です、ハイ。


次はドッキリな朝帰り


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